花粉症の対策 

春分を過ぎて、いよいよ春本番といいたいところですが、まだまだ寒い日が続いていますね。3月の初めごろから増えてくるのが花粉症の症状です。今年は特に、今までかかっていなかった人まで発症した、という例をたくさん聞いています。

どうもこれは、放射性物質による内部被ばくによって免疫力が落ちたためではないかと思われます。

花粉症の原因は花粉に含まれるタンパク質ですが、これだけでは花粉症は起こりません。空気中の窒素酸化物やイオウ酸化物といった公害物質が紫外線による化学反応(光化学)によって結びつき、刺激性のつよい活性酸素が付着した花粉に変化して引き起こされるのです。

放射線もまた活性酸素を体内で大量に発生させるという点で花粉症の誘因になっている可能性が高いのです。

この花粉が鼻や喉、目の粘膜に触れると花粉の活性酸素によって粘膜に炎症が起き、粘膜に多く存在する肥満細胞からヒスタミンが分泌されてくしゃみや鼻水、涙目といった花粉症特有の症状が出るわけです。ストレスも活性酸素を発生させるので、几帳面な方に花粉症の症状がでやすい傾向があるようです。


活性酸素による細胞や粘膜の酸化が原因だとわかれば、体を還元する食べ物を摂れば、活性酸素を除去し、症状を和らげることができます。先日ご紹介した還元力の強い「リ・コインザイムソルト」を少量口に含むと、症状が治まります。また、酵素飲料に還元力の強いヨモギやスギナの粉末を入れて飲用するのもよいでしょう。発酵食品全般や皮つきの食べ物、野草にも強い還元力があります。黒炒り玄米スープもおすすめです。

プチ断食は体を還元する最良の方法なので、丸1日食事を抜くと、花粉症の症状が治まります。この時期には少食や素食を心がけましょう。花粉症を、体の酸毒化した毒素を花粉の力を借りて排泄しようという反応とも捉えることもできるので、症状が出るのは悪いことではありません。普段からごちそうやアルコールなどの刺激物を控え、血液をキレイにしておけば、そうした症状が出にくくなります。

そうした対策で、木の芽時を元気に過ごしましょう。

※2012年3月26日の記事です。