遺伝子組み換え作物の問題

遺伝子組み換え作物の問題
私の本の編集者である吉度日央里さんからの情報を転載します。

な、なんと、遺伝子組み換えダイズが、「学識経験者からは、生物多様性への影響がある可能性はないとの意見を得た」として、承認される動き!!!
一応、それに向けて国民から意見を聞くという形をとるそう……。

な、なんと、遺伝子組み換えダイズが、「学識経験者からは、生物多様性への影響がある可能性はないとの意見を得た」として、承認される動き!!!
一応、それに向けて国民から意見を聞くという形をとるそう……。

昨年10月に著した『種まき大作戦』(サンマーク出版)で取材させていただいだ40人のなかに、「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」代表の天笠啓祐さんや「新庄・水田トラスト」世話人の阿部文子さんがいらしたのだけれど、そのお話はもう、恐ろしくて鳥肌が立つようなものでした。

天笠さんからは、アメリカ環境医学会が発表した動物実験による見解を教えてもらいました。その内容は、以下。

  1. 遺伝子組み換え食品が免疫系に影響して抵抗力が弱まり、アレルギーが発症しやすくなる。
  2. 生殖機能や出産に影響。子孫が減り、できてもひ弱。
  3. 肝臓と腎臓に影響。解毒がうまくいかなくなる。


下記に詳しい説明と意見の出し方が記載されています。
ぜひみなさん、一人一人が巨大勢力に抵抗する力をつけてください。
そして、それぞれの意見を送ってください。

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【転送・転載歓迎!】

■ 農林水産省パブリックコメント「遺伝子組換えダイズの第一種使用等に
関する承認に先立っての意見・情報の募集」にあなたのメッセージを!

http://act.parc-jp.org/cyber/gmo_pubcom/index_html#form

●世界的反対の声が上がる中でなし崩し的遺伝子組み換え開国?

遺伝子組み換え食品については世界各地で大きな問題が引き起こされ、大きな反対の声があがっています(残念ながらそうした声はなかなか日本では報道されませんが)。

遺伝子組み換え栽培の拒否の姿勢を取るヨーロッパの国々に米国政府が報復して遺伝子組み換え受け入れに転換するよう圧力をかけようとしていたことが先日、WikiLeaksが暴露した文書でも明らかになりました。

ドイツの裁判所は遺伝子組み換えに対して厳しい判決を下しています。
世界的に遺伝子組み換え作物への不信が高まる中で日本の農林水産省は遺伝子組み換えダイズの日本での栽培は「学識経験者からは、生物多様性への影響がある可能性はないとの意見を得」たとして遺伝子組み換え大豆の日本での栽培の容認に動いており、農水省は昨年12月24日からこの件のパブリックコメントを開始しました(農林水産省のパブリックコメント説明ページ)。

遺伝子組み換えがいったん合法化されて栽培が始まると、非遺伝子組み換え作物にも花粉の受粉を通じて遺伝子組み換えの汚染が広がり、現にそうした汚染で、遺伝子組み換え作物畑に隣接する有機農業が有機農家としての資格を剥奪されるなどのケースも海外では実際に起こっています。

●強まる米国政府の圧力に日本政府は従うのみなのか?

性急な遺伝子組み換えの導入ではなく、遺伝子組み換えが引き起こす問題を周知徹底することもまた、日本政府の責務です。導入後に問題が発生すれば苦しむのは日本の農家であり、消費者ですから。 しかし、そのような情報は政府からは伝わってきません。

1月13日からは日米TPP二国間協議が始まり、そこでも米国政府は遺伝子組み
換えダイズ栽培を初めとする遺伝子組み換えの合法化に向けた圧力をかけて
くることが予想されます。

今回のパブリックコメントに対して、しっかりと市民の危惧を政府に伝えるために、あなたのコメントを送ってください。

コメントを送るのは簡単です。1つでも多くのコメントを農水省に送り、市民の意志を示しましょう!

★コメントを送るには・・下記のURLからお願いします。
http://act.parc-jp.org/cyber/gmo_pubcom/index_html#form

※2011年1月16日の記事です。