くるくる暦(女性性を開花させる宇宙暦)

 くるくる暦(地球暦)は、普通のカレンダーと何が違うかというと、時間の認識の仕方です。

我々が日々使っているカレンダーは月めくりや日めくりが多いと思いますが、これは時間を月単位や日単位で区切ったデジタルカレンダーと言えます。

 

このようなカレンダーを使っているデメリットは何かというと、時間が循環するという意識が遠のいて、

直線的な時間の枠にとらわれやすくなることです。

 

我々が認識している時間の認識とは、横線の左に過去があるとすれば、真ん中が現在で、右側に未来があるといった、歴史の教科書に載っているような直線的な時間のとらえ方が多いと思います。

 

ところが、本当の時間の流れつは螺旋(らせん)的なのです。たとえば、一日の時間の流れは朝、昼、夕、晩の4相で変化が毎日螺旋的に起こります。1年の時間の流れは、春夏秋冬の4相で変化します。

人間の一生も生老病死や少年期、青年期、壮年期、老年期という4つの相で推移し、死をもって、

転生するという大いなる循環の流れがあります。

 

この宇宙では、すべてが循環(マワリテメクル=自転しながら好転する)しており、その循環が螺旋的に重なり合って時間が流れていくのです。正確には円錐螺旋的に推移すると言い換えてもよいかもしれません。

 

直線的な「ゆらぎ」のない時間枠にとらわれると、ミハエル・エンデがその著書「モモ」で書いているような「時間泥棒」に会い、ゆとりや遊び心を失い、忙しい人生を歩まねばならなくなります。自分を見失い、そんなはずではなかった、という方向に行きかねません。

 

競争意識、経済効率、成功法則といった、自分さえよければというピラミッドの頂点を目指す男性原理は

直線的な思考であり、そうした中から抜け出して、女性的な輪(和・環)の世界、助け合い、分かち合い、ゆずり合いといった調和の原理に目覚めさせてくれる螺旋的な時間の流れを組み込んだのが、「くるくる暦」なのです。

 

太陽と地球の距離を1兆分の1に縮小し、太陽を中心において、そこから30cmの距離に地球の軌道を置き、地球の周りを螺旋運動で月が12回巡ります。一見すると、月や地球が生命歓喜しながら太陽の周りをダンス(盆踊り)をしているように見えますよ。

 

1日に約1度ずつ、地球は左回りに太陽の周りを巡る旅をしているわけですが、宇宙の航海図の中で、今

どこに地球が位置しているのかを知ることで、その時期にぴったりの状況に体は自分自身を整えてくれ

ます。体は天体の位置関係の中で、どうすればベストな状態でいられるかのデータを遺伝子情報として持っているようです。ですから、くるくる暦を眺めながら、その日の位置を確認するだけで、体が反応する生理カレンダーであり、アナログで右脳にひびく直観カレンダーでもあります。

 

春分の日の180度反対側に秋分の日が位置します。冬至には夏至が、立春には立秋が、立夏には立冬が、

大暑には大寒が、小暑には小寒が180度反対側に位置しているのがわかります。そうした位置のエネルギーの違いが分かるだけでなく、今日、素敵な事が起きた場合も、180度反対側の日(約180日後)に

シンクロして同じような出来事が起きる可能性があるのです。反対に事故などをした場合も、180度

反対側にある日に注意する必要があります。

 

ですから、くるくる暦はシンクロ(共時性)が起きるカレンダーといってもよく、それは宇宙に遍満する

生命エネルギーと共鳴する「ゆらぎ」の心地よいリズムに我々を戻してくれるからにほかなりません。

 

二十四節季、七十二候、土用の周期、木星の軌道、種まきや収穫の時期を知る目安となる農暦(九州を

基準としています)も記入されているので、とても便利です。図柄が美しいので、壁に貼っておくだけ

で、癒される感じです。

 

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