高塔山公園のあじさい

 北九州の若松区に紫陽花の名所である高塔山公園があります。山口県に出張の後、寄り道して紫陽花

見物をしてきました。


高塔山公園は、標高124mの高塔山の山頂にある公園です。中世には大庭隠岐守景種(おおばおきのかみかげたね)が築いた山城があったと伝えられています。展望台からの眺望は素晴らしく、東に若戸大橋、南に皿倉山、北に響灘を望めます。特に夜景は絶品とのことです。


 また、園内には、四季の花々が植えられています。春は桜・ツツジ、初夏は、アジサイの名所として知られ、その時期には多くの人で賑わいます。7月には、まるで炎の大蛇のように、約2000人のタイマツ行列が高塔山にうねり登る「火まつり」が行われ、その様はまさに壮観だそうです。


 ちょうど紫陽花は見ごろを迎え、2~3日前には紫陽花祭りが開催されたようです。紫やピンク、

青や赤など、さまざまな色の紫陽花が花が美しく咲く姿は圧巻でした。



 紫陽花の花のようにに見える部分は実は花ではなくガクといいます。花はガクの中にあり、小さな粒のような形をしています。


 アジサイは土壌の酸性度によって花の色が変わり、一般に「酸性ならば青、アルカリ性ならば赤」になると言われています。環境によって植物が変化するということは、人間にも同じようなことがおきる可能性があるということです。環境・風土によって地域性や方言、風習や顔かたちの違うのは、どうも、大地のミネラルバランスの違いかもしれませんね!


 カルシウムの多いヨーロッパの土壌では、固まる性質のあるカルシウムの性質として、個人主義的な

人間性が作られるようなのです。また、中国国内を流れる川の色が赤色をしていますが、それば鉄分の多さが原因で、鉄分が多くなると鉄と同じように熱しやすくて冷めやすいという性質を作ると思われます。


 韓国や中国の社会を構成している漢民族独特の激高しやすい民族性は鉄分によると私は考えています。

花崗岩の多い日本の土壌には珪素が多く含まれています。珪素には、さまざまなミネラルのバランスを

取るという働きがあるとルドルフ・シュタイナーは言っていますが、これが日本人の和の精神を育んだ

のでしょう。


 そんなことを想いながら、日本が原産の紫陽花の花を眺めていました。梅雨時には紫陽花が似合いますね!雨が降った方がイキイキとして輝いて見えます。梅雨時はなんとなく気分がふさぎがちですが、そんな時には紫陽花からパワーをいだきましょう!


高塔山公園について詳しくはコチラ