江藤農園の田植の応援

 江藤農園の田植の応援に2日間行ってきました。うきは市の田んぼに水が供給されるのが6月18日からとのことで、この近辺では20日前後が田植のピークとなります。江藤農園の今年の作付けは約2町(20反)ほどで、田植が完了するのに今月いっぱいかかるとのことです。


 苗場で大きく成長した苗を軽トラックに積み込む作業をします。化学肥料を使わない苗は、黄緑色を

していて、緑色の濃い一般の農法の他の田んぼの苗と比べると、明らかに違いがわかります。種まきから

ちょうどひと月で田植に適した大きさに育ちました。それをうきは市内のあちこちに点在している田んぼ

に運びます。


 田植機に苗を載せ、植えていきますが、どうしてもうまく植わらない所、倒れている苗があるので、

田んぼの中に入り、四列づつ見回り、植直しをします。特に田んぼの四隅は機械が回転する場所なので、手作業で植える必要があります。この作業が結構大変なのですが、家内と二人でやってきました。


 はじめは田植用のゴム草履をはいてやっていましたが、なんとなく足に違和感があり、泥から足を抜くときに、脱げたりするので、二日目は裸足で田んぼに入りました。裸足だととても気持ちがよいのです。田植をした後は、とても体が元気になれます。


 泥には浄化の働きがあるため、動物は怪我をするとよく泥を傷口に塗って治します。泥んこパックとい化粧品があるように、泥には還元力という力があるため、それを人間もまた応用する術を知っていたようです。泥から生まれる蓮根や稲には、優れた還元力=生命力が宿っており、内臓の傷を治す力が備わっていると言ってもよいでしょう。


 

 田植の前には田起こしと代掻き作業が必要で、これに2日間、田植1日という工程で進めていきます。

トラクターの発明により、この大変な作業から農家は開放されたわけですね。でも石油の供給が止まれば、すべての農機具は使えなくなります。手作業でする場合は、1家族で1反が限度でしょう。



 左の写真が江藤農園の江藤敬介さんです。2日目は、江藤さんの知り合いの大澤さんの田んぼの田植の

応援でした。約3反を植えました。大澤さんは、田植の時期は江藤さんの補佐をずっとされています。

奥さんの美保さんは、わたしの新しいCDのジャケットを制作してくれているデザイナーです。休憩の

飲み物と手作りのスイーツをもってきてくれました。


 途中雨が降ったりしましたが、この日の作業も無事終わりました。10月末には新米が収穫できる予定です。今年は雨の日が多く、日照不足により稲の成長が心配だと言っていました。また、成長具合を

時々報告させていただきます。