裏庭の木の剪定作業

  今日は久々の晴天になりました。とはいえ、日中は30度を超える真夏日になり、湿度も高く、とても

暑い一日でした。


 そんな中で、我が家の裏庭の木を江藤農園の江藤さんに剪定してもらいました。我が家の裏側の

北斜面には大きなクヌギの木や柿の木、栗の木、松ノ木などが植わっています。その木も、毎年成長し、

家の屋根にかかるくらい枝が大きくなってしまいました。


 ほおっておくと台風の時に枝が屋根にあたり、破損する恐れがあります。また、木々の葉が茂ると

風の流れが滞り、光も差さなくなって湿気が多くなり、蚊が発生したりするので、好ましくありません。

そこで、ときどき、枝の剪定をする必要があるのです。


 実は、「損傷電位」という考え方があり、枝葉を剪定すると、木自体に電気的なエネルギーが増え、

生命力が増すと言われています。果樹園での作業で一番大切なのは、枝の剪定作業であり、良い実をつけるためには、この剪定は欠くことのできないと聞いたことがあります。ですので、時々剪定してあげるのは木の寿命を延ばすことになるのですね。


 私の役割は、剪定した枝葉をさらに細かく切り分けて、薪にすることです。クニギの木はキノコの

栽培に適しているので、菌を打って椎茸栽培をしようと考えています。でもさすがに、炎天下での作業

は過酷でした。梅酢ドリンクを飲みながら作業をしましたが、汗だくだくとなり、3時頃にはバテて

しまいました。それに引き換え、水気をほとんど飲まずに外で休まずに作業している江藤さんはスゴイです。


 

 クヌギの木の枝の剪定は、はしご木に登ってから電気式のチェーンソーで切っていきます。

エンジン式は重すぎて、片手で持てないので、軽量で小さい電気式のものを持って木に登ります。

切る方向が悪いと屋根やブランコ、看板にぶつかるので、落ちる方向を考えながら切っていきます。


 命綱をつけての作業になりますが、下から見ているだけで怖くなります。どうも私は高所恐怖症の

傾向があるようです。結局4時間くらいかかりましたが、今日の作業は無事終わりました。

おかげさまで、風の通りも日当たりも抜群に良くなりました。


 人間も無駄なものを除く断捨離をすると、気持ちがスッキリするのかもしれません。要らないものを

処分するという目に見えるものを減らすことが心地よさにつながるという、現代社会の物質中心主義

とは真逆な方向でこそ、心に幸せ感が増すのではないか、と剪定作業をしながら考えさせられました。