扇屋本館の女将さんとの対談

 プチ断食セミナーの3日目は、つばめ荘旅館扇屋本館を経営されている広井さんと坂本先生、私の3人の対談でした。テーマは「田舎暮らし」です。

 

 まず、私が「スローライフのすすめ」というテーマで30分、続いて坂本先生が「只見町でのスローライフ」について30分話したあと、広井さんと3人で対談が始まりました。

 

 驚いたのは、広井さんの超プラス思考と笑顔です。2011年に只見町を襲った洪水で旅館も水に浸かり、大変な被害に合いましたが、全国からたくさんのボランティアが駆け付けてくれ、とても助かった事、洪水のおかげで、1階の畳替えや改装が出来たことなどを楽しく語ってくださいました。

 

 広井さんは旅館業のかたわら、ボランティアで只見町内を駆け回っています。面倒見がよく、困っている人を見たらほおっておけない性格のようで、毎日が楽しくて仕方がない様子でした。

 

 扇屋本館では、1か月食事つきで7万円で下宿できるといっていました。田舎暮らしを始めたい方には、田舎体験として、こちらに宿泊されるのもよいかと思います。1週間単位でも受け入れているので、自分を見つめる時間が欲しい方、ぜひ扇屋本館に泊まって充電されてはいかがでしょうか。女将と

一緒にいるだけで元気がいただけますよ!

 

 

「 扇屋本館   昭和11(1936)年、叶津番所当主長谷部大作の指揮により着工し、翌年完成。当時は呉服、雑貨、米などを扱うデパートのような店だった。昭和29(1954)年に「つばめ荘扇屋本館」という旅館としてスタート。昭和初期は結婚式や葬儀が行われ、平成元年まで式場として利用される事もあった。迎賓館的な役割をはたしていた扇屋には、アメリカOCI調査団や高松宮さま、司馬遼太郎氏も宿泊。1994年から旅館としての使用はしていなかったが、2003年老朽化のため売却されることになる。現在は、売り情報の載った新聞記事をみて扇屋に一目ぼれをした広井さんが、旅館を経営している。」

 

 対談の後は、お待ちかねの玄米小豆粥の回復食です。断食明けは、お粥とたくあん1切れだけの素食でもとても美味しく感じられ、体が喜ぶのを感じます。

 

 回復食の後、感想のシェアリングをしてから解散です。皆さん、3日間で顔がピカピカに輝いていました。プチ断食を契機に人生が変わった、という人を今までたくさん見てきました。物質中心の世界のマトリックスから抜け出して意識の世界を開き、人間の多様性と潜在能力を開花させ、自然の中でのんびり、ゆっくり、スッキリして生活できるような新たな価値観に目覚める。これがプチ断食の効用のような気がします。参加者のスッキリした笑顔が印象的でした。

 

 来年は10月末くらいに奥会津プチ断食セミナーを開催する予定です。次回は紅葉のきれいな時期です。詳細が決まりましらが、お知らせいたします。


叶津番所 詳しくはコチラ