諫早の講演会

 10月6日に長崎県諫早市にある自然館さんで今年二回目の健康講座が開催されました。

平日にもかかわらず、30名くらいの方にお集まりいただき、大盛況でした。

今回のテーマは「生活習慣病対策~糖尿病・高血圧・メタボリックの改善法」でした。


 生活習慣病の原因の一つに油脂類の摂りすぎがあり、過剰な油脂は人体の下水管に相当するリンパ管を目詰りさせ、さまざまなトラブルを引き起こすのではないかと考えられます。血管とリンパ管は並行して人体を巡っており、血管内の汚れが徐々にリンパ管に浸み出すことで、血液の浄化がなされています。


 ところがリンパ管の目詰まりにより、血管内の油汚れが浄化できなくなると血液に汚れが溜まり、高脂血症が引き起こされます。血液中の過剰な油分は血管壁に付着し動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞といった生活習慣病を引き起こします。さらに、流れの悪くなった血液を強制的に流すため心臓は圧力を高めます。

そのため高血圧の症状が現れます。


 さらに血液中に油分が多いとインスリンの働きが悪くなり、糖尿病の症状が出てきたり、過剰な油分が内臓に溜まってメタボリック症候群を引き起こしたりするのです。そうした症状を招かないためのリンパ管を浄化する食事法と生活法について、詳しく解説させていただきました。


 諫早市から雲仙普賢岳を見ながら海沿いの道を佐賀県に向かって帰ってきました。有明海は海苔の養殖が盛んで、有明海苔は全国でも有名です。海苔の養殖場にたくさんの舟が浮かんでいてびっくりしました。


 諫早湾の干拓事業によって干潟の浄化作用が弱まり、有明海が汚れてきているようです。また、海苔の養殖時の酸処理のために使われる塩酸によって、海の生物が死滅するケースも増えていると聞いています。環境に負荷をかけない生活を目指したいですね!この美しい風景がいつまでも残って欲しいです。