映画「海難1890」

 日本とトルコの友好125周年を記念して作られた超大作「海難」を見てきました。日本人の知らない奇跡の実話がそこにありました。一つは「トルコ軍艦エルトゥールル号の海難事故」。もう一つは「イラン・テヘラン邦人救出劇」です。

 今年、友好125周年という大きな節目を迎え、国民の83.2%が日本との関係を「友好関係にある」と回答し、東日本大震災では各国の救助チームが駆けつける中で、どこよりも長期に渡って活動にあたり、1985年イラン・イラク戦争時に、イランで孤立無援の状況に陥った日本人を救出した国・トルコ共和国。何故トルコはこんなにも日本に好意的なのか?

それは今から125年前に起きた1890年9月16日のエルトゥールル号海難事故がきっかけだったのです。その実話の物語を映画化したものです。

 「人」とは。「絆」とは。「愛する」とは。を世界に問う大作で、人が人を想うまごころがテーマです。現在の世界は第三次世界大戦前夜といった状況にありますが、そんな中で、人と人との思いやる力の大切さを発信する素晴らしい映画だと思います。感動で泣ける映画なので、ハンカチ持参で観に行ってください。