大寒波による断水

 昨晩の寒波で、水道管の破損により大規模な水漏れが生じたようで、今日の夕方から私の住んでいる朝倉市杷木町も断水しました。四時半頃に役場並びに小学校、保育園等から夕方6時から断水するとの連絡がありましたが、5時20分頃にはすでに水が出なくなりました。

 飲料水は約30リットル、トイレ用の水も同じくらい確保しましたが、台所の荒い物ができず、水洗トイレの水が使えず、洗濯機ができず、お風呂に入れないのが困りものです。

 明日の朝の6時には復旧するとのことなので、ちょっと安心しましたが、もしこの状態が何日も続くとなると大変不便な生活を強いられます。

 この断水は九州地区が特にひどいようです。NHKニュースによれば

 

午後5時半の時点で、断水が起きているのは、18の県の101の自治体で合わせておよそ25万7500世帯となっています。
最も多いのは福岡県で、14の自治体で合わせておよそ12万6600世帯となっていて、中でも大牟田市は市内全域のおよそ5万5000世帯に上っています。
次いで多いのは長崎県で、15の自治体で合わせておよそ5万2400世帯となっていて、諫早市ではおよそ1万2700世帯に上っています。
このほか、熊本県でおよそ2万600世帯、佐賀県でおよそ1万8100世帯、鹿児島県でおよそ1万4600世帯となっていて、記録的な寒さとなった九州を中心に断水が広がっています。
このほかにも、26日夜に夜間の断水を予定している自治体があり、福岡県大野城市では午後7時から27日午前6時までおよそ2万3000世帯で、島根県浜田市では午後11時から27日午前5時までおよそ1万5000世帯で、熊本県上天草市では午後9時から27日午前5時まで市内全域のおよそ1万世帯で、断水を予定しています。

 

 という状況になっているようです。台風でも断水したことがなかったので、ちょっとビックリしました。私は阪神大震災の時に被災地に救援物資を持って行ったことはありますが、自分が被災した体験がなかったので、今回の断水は、危機管理をする上で、とてもよい学びとなりました。

 

 現代の便利な生活が、雪と寒さにより、一瞬で失われてしまうこと。地球環境の激変周期にさしかかった現在、これからさまざまな不測の事態が予想される中で、インフラが使えなくなったときの万が一の事態を想定し、事前に準備しておく必要があることを実感しました。

 

 給水車がすぐに駆けつけてくれて、当面は水が確保できて助かりましたが、普段、あたりまえに使っていた水が、いかにありがたいかということが身に染みて分かりました。

 

 

洗面所にも給水タンクを置いて、手洗いや洗面に使います。トイレには

バケツを置いて、用をたした後に水をかけるようにしました。

 もしも、電気まで止まってしまったなら、さぞかし大変だろうな、と想像できます。阪神大震災は1月17日という寒い時期の起きたので、被災された方々の苦労は想像を絶するものだったに違いありません。

 今、こうやって、明かりついた部屋で、暖房器具で温まりながらパソコンでブログを書いていますが、こんな電気機器が使える環境にいることも、考えてみたら大変ありがたいことです。今回の断水を教訓にして、日々生かされていることに感謝しながら暮らして行こうと思います。