うきは生活塾・農的暮らし方講座がスタート!

 3月13日(日)にムスビの会主催の「うきは生活塾・農的な暮らし方講座」がうきは市にある浮羽花畑農園(江藤農園)にて江藤敬介氏を講師に迎えて開催されました。雨が心配でしたが、講座が終わるまで天気が持ちました。参加者は少人数ではありましたが、私にとってもとても勉強になる内容でした。

 

 初めに畝を手で丁寧に除草します。稲科の草は根に成長点があるので、根っこごと抜く必要があります。除草の後は、山で採ってきた落ち葉たい肥を畝にまき、スコップで転地返しをしながらすき込んでいきます。これが土壌微生物で分解されて腐葉土となり、作物にとっての栄養源となります。

 

 畝づくりができたら、苗の定植です。今回はレタスの苗を数品種用意しました25cm間隔に穴を掘り植えていきます。草が生えないように、また雨が降ったときに泥が跳ねないように藁で畝を覆います。これでレタス畑の完成です。稲は腐って肥料になります。ビニールでマルチをする方法もありますが、ゴミになるので、自然な素材を使いました。化学肥料もつかわず、農薬もつかわない全くの自然農です。

 

 お昼はお弁当持参ですが、畑にある素材を使い、みそ汁を作りました。昆布椎茸でとったダシと無添加の信州みそを私が持参し、カセットコンロや鍋は江藤さんが用意してくれました。畑にあったほうれん草と大根、ブロッコリーに、野草のからすのえんどうも入れて作りました。

 

 野菜は切ってから鍋で軽く炒めてから塩を振り、蓋をして蒸し煮をします。野菜が柔らかくなったらダシを入れ、煮立ったところで火をとめて味噌を入れます。取り立ての旬の食材には甘味があり、最高に美味しい味噌汁が出来上がりました。毎回、畑にある食材を使って汁ものを作る予定です。江藤さんがいつか鯉こくも作ってくれるそうです。

 

 みんなで料理をすると楽しいですね!ちょっと寒かったけど、野外で食べるお弁当は美味しさが倍増しますね!ごはんは江藤さんが自家製のお米を使い、小豆入り玄米ごはんを私の分まで持ってきてくれました。練炭に火をつけて暖を取っていたので、なんとなく、昔の生活に戻った感じでした。

 午後の体験学習は、大根とほうれん草の種おろしをしました。大根の場合は、落ち葉を入れると先端が二股に分かれてしまう問題が起きるので、落ち葉たい肥はつかわず、水路から採取してきた変わらかい砂と腐食土をまぜて肥料にしました。

 

 種から作る利点は安いこと。ただし、数株しか植えない場合は、苗を購入した方がよいとのこと。

畝にあらかじめ線を入れて、そこに2cm間隔で種をまきます。種をまいたら手で土をかけ、周りを藁で覆います。これで種おろしの完了です。

 

 最後は、プランターで苗を作るやり方を教えてもらいました。これだとベランダで野菜の栽培ができます。苗の栽培用の土を水にまぜ、プランターに土を入れていきます。そこにネギの種を3粒づつ播いていきます。種をまいたら指で土をかけ、出来上がり。後は芽が出るのを待つだけです。来月には苗が出来上がっているはずです。植えたものが、どのように成長するのか楽しみです。

 

 

 参加者の皆さん、お疲れさまでした。講師の江藤さんにも感謝です。

次回は4月10日(日)です。夏野菜の苗づくりと畝立てを学びます。

興味のある方は、ぜひご参加ください。

 

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