江藤農園での塩水選

 5月5日に立夏を迎え、農家にとっては繁忙期となりました。昨日5月7日は自然栽培で米作りをしている江藤農園の手伝いに行ってきました。毎年、この時期にやっている塩水選です。種まきように昨年自家採取しておいた籾種を卵が浮くくらいの濃度の濃い水に漬けて、上に浮いた重量の軽い種を排除し、下に沈んだ重量感のある種だけを選別する作業です。

 

 そうすることによって、生命力の高い種を残すことができ、天候不順でも耐えられるような稲になります。今までのヒノヒカリに加えて、昨年栽培して甘味があって美味しかったニコマルとう品種を多めにすることにしました。選別して浮いた種籾は江藤さんの食事用に回すそうです。

 赤い袋に入っているのはもち米です。青色の袋に入っているのがうるち米。真水にしばらく漬けて、水を流しながら塩抜きをします。塩が抜けたところでお酢を入れ、雑菌が入らないように殺菌処理をします。通常では、ここで化学的な薬剤が使われます。

 

 1昼夜お酢につけた後は、真水に薬1週間漬けて発芽させます。5月15日にいよいよ種まきをしますが、その前日に水から上げます。種まきの様子は、またブログにアップさせていただきますね!種籾の近くにしばらくいただけで、なんとなく体が軽くなりました。

 

 種が発しているある種のエネルギーがあるのでしょうね!今年の豊作を祈りながら、江藤さんと一緒に選別作業ができて良かったです。最近、天候不順なので、そんな過酷な状況にも負けない元気な稲に育ってほしいですね!