佐賀プチ断食リトリート

 5月12日~13日にかけて1泊2日で佐賀県富士町にて佐賀プチ断食リトリートが開催されました。

1日目の講義会場は古湯温泉近くにあるフォレスタ富士で、和室を使っての講義とヨガの講習がありました。富士町での講座は今年で4回目の開催となります。

 

 福岡市内や朝倉市、田川市など、福岡県内からの参加者がほとんどで、長崎からの参加の方が1名ありました。リピーターも多く、緑豊かな富士町で、温泉に浸りながらゆっくりと過ごせる佐賀でのリトリートは人気があります。

 

 私のプチ断食の効用の話の後は、この会の主催者であるベジガーデンの仲ひろみさんから、月の周期に合わせた料理や食べ方の秘訣の話があり、質問も多くて、皆さんとても熱心に聞かれていました。

 

 プチ断食リトリートでは酵素ドリンクや玄米甘酒、玄米スープ、梅醤番茶などのドリンクが提供されるので、ほとんどお腹が空くことなく、楽に実践できます。参加者の方でお腹が空いたという話は全く聞かれませんでした。

 講義の後は、武内美紀先生によるヨガの実践です。武内先生はMBCスクール主宰。「いくつになっても動ける体づくり」「病院通いを必要最低限に」をテーマに骨盤体操・ヨガ、メディカルアロマテラピー、セルフリンパケアの講座を開催されています。厳しいヨガではなく、無理なくできるゆるゆるとしたヨガなので、私にはピッタリ合いました。

 

 プチ断食中にヨガを実践すると、リンパの流れがよくなり、老廃物が排泄されやすくなります。また、緊張がゆるみ、ゆらぎのリズムが戻ってくるので、断食の効果がより高まります。

 

武内美紀先生ヨガ教室 詳しくはコチラ

 宿泊先は、熊野川温泉の夢千鳥です。私の知り合いがオウナーなので、こちらを借りることができました。家族風呂や露天風呂、大風呂など、いくつもの温泉があり、楽しめます。お湯の温度は少し低めですが、湯冷めせず、いつまでも体がポカポカでした。

 

 夢千鳥 詳しくはこちら (夢千鳥さんの料理の調味料は無添加自然食品を使用されています。豆腐づくしのコースで動物性なしでも食事ができます。その場合は、事前にご予約ください。おすすめのお宿です。売店では三年番茶や醤油などの調味料、自然食品のお菓子などが入手可能です。)

 

 温泉にゆっくりと入ってくつろいでいただいた後は手当て法の実践です。鍼灸師の中並千真理先生に一人ひとり個別に鍼灸の施術をしていただきました。一人に15分くらいかけて丁寧に針と灸をしてくださいました。初めて鍼灸の治療を受けた、という方もいましたが、痛みも全くなくて心地よかったとの感想でした。

 

 その間、他の方々は生姜湿布のワークをしていただき、肩やお腹、腰に湿布を施しました。体も心もゆるんでホッコリといった感じです。顔の表情も和らいで、みなさん笑顔に輝いていました。温灸が乾熱に対して、湿布は湿熱なので、陰陽の関係になり、効果が倍増した感じです。

 

 ワークの後は、玄米甘酒を飲みながらの交流会です。参加された動機をお聞きしながら、参加者の方々にアドバイスをさせていただきました。この日のスケジュールは無事終わり、皆さん、心地よい眠りにつかれたようです。

 翌朝は6時半から散策に行きました。近くの雄淵・雌淵公園は古湯温泉と熊野川温泉のちょうど中間にあり、巨石の中を渓流が流れているエネルギースポットです。雄滝の近くは特に気持ちよくて、瞑想していたら、眉間のあたりがムズムズして来たという方もいらっしゃいました。

 

 朝、太陽が昇る頃は、植物が光の刺激を受けて一斉に酸素やマイナスイオンを放出する時間です。森林浴効果で体が軽くなり、体内にたまっていた静電気が放電され、体が活性化するのがわかります。

 

 お昼前から大雨になりましたが、散策が終わるまで天気がもってくれて、ありがたかったです。断食パワーでしょうか!

 

 散策の後は、梅醤づくりのワークをして、皆さんに梅醤番茶を飲んでいただいてから、1時間ほど温泉タイムを取りました。私も朝風呂に入りましたが、体の冷えが取れ、からだにゆらぎが戻るのが体感できます。断食中なので、特に感覚が敏感になっているので、温泉から伝わってくる心地よいエネルギーに満たされる感覚がわかりました。

 2日目の第4講座は、昌樹医院の院長先生で医師の川原雅樹先生による『生命エネルギーの時代がやってきた!』でした。古細菌(アーキア)は炭素と水素が合体したデジタルな機能(男性的)を持つのに対して、ミトコンドリアは酸化と還元という機能(女性的)があり、この二つのものが合体すると人間になるというユニークな話の内容でした。

 

 今は、スマホをはじめとしたデジタルな通信機器が流行していますが、このスマホを女性が使うことで、人間に新たな進化が起こるのではないかとのことでした。男性的思考(デジタル思考、科学的、分析的、左脳的)に女性的思考(アナログ思考、直観的、統合的、右脳的)に変化する潮流(パラダイムシフト)が来ているようです。

 

 シェアリング、フリー(代金不要なフリーソフトやフリーペイパーなど)、ギュレイション(つながり)が時代の主流になってきたのも、時代の過渡期にあるからなのでしょう。

 

 これからの医療もデジタル(分析的)なものでは病気に対応できなくなっていて、ライフスタイルを変えるという新たな予防医学が重要になってくるとのことでした。

 

 これからは、ホリスティック医療の時代に切り替わる予感がしますね! 

 

私の締めくくりの話は分かち合いのホルモンであるオキシトシンについてで、オキシトシン体質になると幸せに生きられるようになるという内容でした。

 

 皆さん、二日目になると皮膚もツヤがでてきて、ニコニコ笑顔になりました。

 

最後は、夢千鳥さん自家製の豆腐と豆乳粥(干飯)を用いた回復食です。皆さん、家に帰ってからも

もう一日プチ断食を続ける!という方が多くて、頼もしい限りでした。私も、家に帰ってから頭も、心もスッキリしていて、プチ断食の効果を体感できました。

 

 明日は新月です。ぜひ、皆さんも玄米甘酒を飲みながら、夕食抜きプチ断食を実践してみてください!

 

 九州管内でのプチ断食会は、6月1日~3日の霧島プチ断食セミナーが最後です。まだ、空きがあるので、ぜひいらしてくださいね!

 

昌樹医院(川原先生が院長をつとめる病院です。漢方治療だけでなく、西洋医学的な指導も受けられます。自然療法が中心なので、おすすめです。) 詳しくはコチラ