エアロゾル感染を防ぐマイナスイオンの働き

新型コロナウイルスが空気感染(エアロゾル感染)する可能性が高いことが報告されました。

 

新型肺炎「エアロゾル感染」の可能性~病原体空気漂う

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空気中のウイルスに対して殺菌効果があるのがマイナスイオンです。

「プラズマクラスターイオンがウイルスを退治する」

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 私は、水蒸気にもマイナスイオン(マイナスエレクトロン)が濃縮しているので、家庭では屋内を加湿することでも同じ効果が得られると考えています。蒸気の働きについての私の記事を掲載しますので、ご一読ください。

 

 

蒸気と還元力

 

 

蒸気の潜在エネルギーが酸化還元の働きを担う

 

私の父は昔、蒸気機関車の運転手をしていました。よくD51(デゴイチ)機関車の話をしていたのを記憶していますが、あの鉄の塊である機関車を動かしている動力が蒸気だと知ってびっくりしたことを覚えています。ワットが蒸気機関を発明して以来、今でも原子力発電所や火力発電所では蒸気でタービンを回すことで電気の発電を行っています。

 

水というのは3つの形態に形を変える特性がありますが、氷に熱を与えると水に、水にさらに熱を加えると蒸気に変化します。蒸気の持つ潜在エネルギー(熱エネルギー)が三つの形態の中では一番大きいということになります。この蒸気の中に、実はマイナス水素イオン(自由電子)が含まれており、これが酸化還元という大事な働きを担っていることがわかってきました。

体内の細胞を安定・活性化させるマイナスイオン

 

滝の近くに行くとマイナスイオンが多いことがノーベル物理学賞を受賞したレナード博士の研究で報告されていますが、水滴が分裂してさらに小さな水滴になる時、周囲の空気がマイナスイオン化することを博士は発見しまし、これを「レナード効果」といいます。

 

森の中や小川のせせらぎ、水車の周りはマイナスイオン濃度が高く、そんな場所にいると免疫力の向上、精神の安定、体の機能の向上、老廃物の排泄力旺盛、呼吸器系の機能向上、疲労感の軽減といった働きがもたらされることがわかっています。

 

 電気的な立場からマイナスイオンの働きを見ると、電子が奪われて不安定になっていた細胞(酸化した細胞)にマイナスイオンから電子が取り込まれることによって細胞が安定化し(酸化還元)、その活動が順調に行われ、乳酸などの疲労物質の代謝がスムーズに行われる状態をつくると言い変えることができます。玉川大学工学部の寺沢充夫教授によると、マイナスイオン環境では細胞内の老廃物、炭酸ガスの血液への送出がスムーズになり、細胞が活性化されることが報告されています。

 

蒸気の力を利用した蒸し煮や手当て法で排泄を促し還元力を高める

 

 冬場に室内を加湿するとウイルスがいなくなり、感染症にかかりにくくなるのも、この蒸気に含まれるマイナスイオンの働きなのです。また、手当て法の生姜湿布やコンニャク湿布がさまざまな病気の症状に有効なのも、湿布の蒸気が細胞を酸化還元しながら老廃物を排泄する働きを高めてくれるからと見ることができます。マイナスイオンには血液の流れをスムーズにする働きがあり、呼吸で肺に入ったマイナスイオンが赤血球の周りについていたプラスイオン(活性酸素)を吸着し、引き離してくれます。さらに、疲労した筋肉にマイナスイオンを吹きかけると、再び強く収縮する疲労回復効果も報告されています。

 

 マクロビオティック料理の基本は蒸し煮や重ね煮によって素材の甘みを引き出すことですが、野菜から出てくる蒸気によってマイナスイオン濃度が高まり、酸化還元力の強い食薬が出来上がると見ることもできます。お餅が保存性がよいのも、蒸し野菜が甘くて美味しくなるのも、蒸すことによるマイナスイオン効果といってもよいでしょう。

 

 ご飯を炊くといいますが、お米もまたマイナスイオンの濃縮度が高い食べ物であり、炊くことでさらにマイナスイオンが発生します。蒸気の立ち上る炊きたてのごはんには、すぐれた疲労回復効果だけでなく、生体電気の流れを整えて、霊的な波動(感受性)を高める働きもあります。米や麦、小豆などの植物の種子にマイナスイオンを作用させると発育がよく、著しい成長促進作用があることもわかっています。ということは、子供の成長発育にもマイナスイオンの多い環境がよいということになりますね。

 

マクロの料理や手当て法でマイナスイオンを補給し生活に活用しよう

 

 霧が立ちこめる山間部で収穫されたお米やお茶は美味しいと聞いたことがあります。仙人は霞を食べて生きていると言われていますが、これも水蒸気に含まれるマイナスイオン効果と言えるでしょう。炭を焼く時も密封状態にして蒸し焼きにすることで、酸化還元力の強い炭や黒焼きになります。 プラスイオンの多い都会に住まなくてはいけない状況にあっても、ごはんと煮物を中心としたマクロビオティックの料理や手当て法、炭や黒焼きといったものを活用することで、マイナスイオンを補給することができます。電子レンジを蒸し器に変えてみることから始めてみませんか。蒸気をぜひ日々の生活の中で活用してくださいね!

 

「むすび」誌(正食協会) 2014年6月号 連載記事 文 岡部賢二

 

 私は、高圧で水蒸気を噴霧することで、エネルギーの転換(原子転換)ができるのではないかと考えていたところ、私のアイデアを生かして商品化してくれた人がいます。これは水蒸気加圧焙煎(特許製法)で作られた「玄米ごはんの素」です。体内にマイナスイオンを送りこんで酸化還元をしてくれる優れものです。食べにくかった、消化しずらかった、美味しくなかった、という玄米の問題点をすべてクリアした食べやすく、消化に良く、美味しい画期的な玄米加工食品です。白米1合に大匙1杯程度を混ぜるだけで簡単に食べられます。

 

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