静電気がウイルスを引き寄せる!

 感染症対策についてですが、身体に静電気が溜まっている人ほど、ウイルスを引き寄せやすくなります。

 

普段、着ている服の素材によって静電気が発生しやすいものと、そうでないものとの違いがあります。

 

絹や麻、木綿といった天然素材の服にはマイナスイオン輻射効果と、水分の保水作用があるので、ウイルスが付着しにくくなります。

 

それに対して、ナイロンやポリエステル(フリース素材)といった化学繊維を用いて作られた服は静電気が生じやすく、静電誘導で吸気中のホコリや公害物質、花粉、ウイルスを引き寄せやすくなるので注意してください。静電気の防御対策がウイルス対策にもなります。

 

               自然な素材がもたらす心地よい生活

 

 

 

衣服は体の一部である、といったらみなさんびっくりされるでしょう。着心地が良かったり悪くなったりするだけでなく、その人の体調や気分まで服によって変わるのです。その人が感じる心地よさの背景には皮膚が受け取る衣類の素材の質も関係しているようです。

 

 

ナイロンやポリエステルなどの化学繊維の特徴は、保水力が少ないため吸湿性や発汗性が悪いだけでなく、静電気が発生しやすいという点です。とくに空気中の湿度が低下する冬場になると、空気中に静電気が抜けにくくなるため、水分の多い体内に静電気が溜まりやすくなります。そのため衣類が皮膚にまとわりついたり、パチパチといったスパーク放電を引き起こし、その火花が皮膚に傷をつけるようなことがよく起こります。

 

 

実は静電気が体内に蓄えられると、静電誘導といってチリやほこりや雑菌などが空気中から体内に引き寄せられるのです。ちょうどテレビの画面上に静電気が発生し、ほこりが付着して汚れるのと同じ現象です。特に女性は合成素材の使い捨てナプキンや下着、ストッキングなどを身につけるため、その繊維間の摩擦によって静電気が発生しやすい状況にあります。その結果、雑菌が女性器の粘膜から侵入し、子宮内膜炎や膀胱炎などの症状を起こしやすいのです。

 

 

このように化学繊維の問題は静電気の発生によってプラスイオンが生じ、それにより活性酸素が発生することでさまざまな問題を引き起こす点です。活性酸素が体内に侵入すると、皮膚や血液中からマイナスイオンが奪われて、皮膚がサビついて皮膚炎などを引き起こしたり、血液がドロドロとなって血行不良を招いたりします。

 

 

実はこのドロドロ血液が心地悪さの原因をつくるのです。血液の循環が滞ると交感神経が緊張し、筋肉の緊張状態が増し、血圧も上昇していきます。心拍数も増して、体は臨戦態勢といった状態になってしまいます。そうするとストレスを感じやすくなってイライラしたり、高血圧や不正脈、不眠症といったリラックスできない状態になっていくのです。

 

 

そんな時に、麻や木綿、絹などの自然の素材から作られた衣類に切り替えるとさまざまな不調から抜け出すことができるのです。複合汚染下にある現代の生活では、食べ物だけでは解決できない問題がたくさん出てきました。シックハウスの問題も最近クローズアップされてきましたが、皮膚と直接触れ合う衣類も化学物質の汚染が進んでいる状況です。

 

 

抗菌されたり、漂白されたり、蛍光増白剤で白く染められたような化学繊維を用いた一般の衣類では、化学成分が皮膚から経皮毒として吸収される恐れがあります。そのような化学物質の問題は光が無い状況で作り出されたという点でしょう。光のエネルギーを含まない合成繊維は、太陽から注がれるさまざまなエネルギーをも遮断するのです。そうすると皮膚はビタミンDなどのビタミンを太陽光から合成できず、その結果、カルシウムの吸着が悪くなり、骨が老化しやすい状況が作られる危険性もあります。

 

 

反対に太陽の光を燦々と浴びて薬剤を使わずに育まれた木綿や麻などの天然素材であれば、その繊維自体に光のエネルギーが蓄積されています。そのような服を身につけると、不思議に穏やかな気分に包まれていきます。光が豊富に含まれる素材は、皮膚の一部のような感じで、体温調節や発汗作用、皮膚表面での血液循環の活性、電磁波のカットなど、さまざまな効果をもたらしてくれます。手づくりの服であれば、さらに作り手の真心という情報が入っているので、より気持ちがよくなるはずです。

 

 

さらに草木染のような天然の色素成分で染められた衣類では、草木の持つエネルギーが転写されるので、リラックス効果も倍増すると思います。昔の衣類はクチナシや紅花、ウコンなどで染めたそうです。病気になった時には、そのような薬効のある天然色素で染め上げた服をなめると治ったそうです。そこから「服用」という言葉が生まれたのですね。

 

 

オーガニック素材の布ナプキンやふんどしが若い女性の間で流行ってきていますが、自然な素材の持つ心地よさを感じることのできる感性豊かな人たちが増えてきた証拠でしょう。食事をマクロ食に切り替えると、プラスチックや化学繊維の肌触りが気になり、自然素材とのふれあいが楽しく感じられるようになります。衣食住全般を体にやさしい自然素材に変えていくことが心地よい生活をする秘訣なのですね。