岡部賢二 講義録CD MI塾

MI塾(マクロビオティック・インストラクター養成講座)講義録CD 5枚組み

MI塾講義録CD

MI塾(マクロビオティック・インストラクター養成講座)
第1回~第10回
各CD5枚組4050円(税込)

                            

新発売

ムスビの会 岡部先生のMI塾(マクロビオティック・インストラクター養成講座)講義録CD5枚組みです。
今回新たに2013年~2014年に福岡、宇都宮、盛岡の各地で収録された中から厳選した内容をCD版として発売します。 

*収録時間 CD1枚あたり約1時間になります。5枚組(約5時間分)

 


*これまでのプラスチックケースから環境に配慮した簡易包装に変更となりました。ラベルのデザインも陰陽を盛り込んだオリジナルのデザインになります。購入後、お好きなケースで保存して下さい。

(2015.7.10追記)

 

 講義内容

  1. マクロビオティックの目指すもの/病気の原因は何か/暮らしに活かす陰陽五行(春編)~肝・胆のう系
  2. アレルギー指導のABC原因と対策/陰陽を活用した健康法・体質の診断法実証と虚証
  3. .暮らしに活かす陰陽五行(夏編)~心・小腸系/天体のリズムとスパイラル健康法
  4. がん指導のABC/言霊を活かしたカウンセリング
  5. 暮らしに活かす陰陽五行(土用編)~胃・膵臓系/プチ断食の効用と指導法
  6. 生活習慣病指導のABC/カタカムナの知恵に学ぶ(電気物理)
  7. 暮らしに活かす陰陽五行(秋編)~肺・大腸系/マインドセルフコントロール法
  8. 手当て法の実践~飲用の手当て/色彩心理学とマインドセラピー
  9. 暮らしに活かす陰陽五行(冬編)~腎・膀胱系/旧暦と風水の活かし方
  10. 手当て法の実践~外用の手当て/五行を使った実践的指導法

 

第1回

病気の原因はなにか。
人間を木に例えると、葉は細胞に、枝は血管に、幹は血液に、根は腸に相当します。枝葉を元気にするのは丈夫な幹であり、その幹を支えるのは根っこです。人間も同様に根に相当する小腸が元気であれば、よい血液を造血することができ、その血液によって丈夫な血管、細胞が作られます。
土が根っこを養うように、人間の腸には食べ物が必要です。土壌の状態が悪くなると根腐りしますが、人間の場合も食べ物の質が悪いと血液の質が悪くなり、体質が低下してしまいます。食べ物と身体がどのように関係しているかを解りやすく説明しています。

暮らしに活かす陰陽五行(春編)
陰陽五行の第1番目の経絡であり、春を管理している肝・胆のう系について、その弱った症状を望診法で解説し、対策をマクロビオティックの立場から、食事法、手当て法、生活法で提案しています。
春は、冬場に蓄積した体脂肪が溶け出し、衣替えがなされる時期で、一年で最もデトックス効果が上がる季節です。この時期におすすめなのは芽吹きパワーをもつ野草や春の野菜。豊富な酵素はビタミンが肝臓を強化し、脂肪を排泄してくれます。味付けは酸味をうまく活用し、油脂の摂取を少なくして、長く煮込んだりせずに、あっさり料理するのがこの季節のポイントです。

第2回

アレルギー指導のABC
アレルギーの原因のひとつに胃弱の傾向が上げられます。胃が弱るとタンパク質が分解できなくなり、未消化のまま腸に流れ込み、腸管免疫細胞から異種タンパク(生体異物)と認識されて攻撃を受けます。胃弱を招いたのはなぜなのか。どうすれば胃腸を強くし、アレルギーの症状を改善することができるのか、を食事法と手当て法、生活法の立場から詳しく解説しています。

陰陽を活用した健康法
 食べ物を陰性、陽性に分けて見ていくと、いろんな健康法が自分に合うか合わないかが一目瞭然にわかるようになります。さまざまな健康情報が飛び交う中で、情報に惑わされないためには、宇宙の秩序という普遍的なコンパスを身につけることが大切です。体を冷やす食べ物か、体を温めるものを理解することで、自分の体質を食事で改善することができるようになります。現代栄養学にない陰陽の見方・考え方をしっかりと身につけ、時代の荒波を楽しく乗り切っていきましょう!

体質の診断法
マクロビオティックでは体質を陽性体質と陰性体質に分けて考えますが、私はさらに漢方医学的な立場から、体質を実証と虚証に分類しています。陰陽の考え方だけだと陽性体質が良くて、陰性体質が悪いというような判断にどうしてもなってしまうからです。
 実証とは熱性タイプであり、血液の多い多血型の人を言います。それに対し、虚証とは寒性であり、体が冷えるタイプです。実証タイプは血液の循環が滞ること(瘀血)によるトラブルが起こりやすいのに対して、虚証タイプは体が冷えることにより、新陳代謝が悪くなることで不調が起こります。
 こうした違いが分かると、自分で体調管理をしやすくなります。それぞれの体質に合わせた食材についても詳しく解説しています。

第3回

暮らしに活かす陰陽五行(夏編)
 陰陽五行の2番目の経絡であり、夏を管理している心・小腸系について望診法、食事法、手当て法、生活法の立場から解説しています。
夏は、暑さで心臓がオーバーヒートし、熱中症のような熱の循環が滞るトラブルが起きやすくなります。この時期には、熱を冷まし、暑さに適応しやすくするナス科、ウリ科の夏野菜がおすすめです。心臓を癒すのは苦みのある食材ですが、夏の強力な紫外線を受けると野菜の苦味成分のポリフェノールが増えます。抗酸化力の強い夏野菜に塩気を添えて、生で食べたり、軽く火を通して食べると心・小腸系の働きがよくなります。腸管造血に関わる小腸は、意識や思考、睡眠とも関係して、腸が変わると意識が変わることについても解りやすく説明しています。

天体のリズムとスパイラル健康法
月や太陽、惑星と人体のリズムは密接に関わっています。呼吸のリズム、体温のリズム、脈のリズム、生理のリズムは月のリズムと、また睡眠のリズムと胃腸のリズムは太陽と関係しています。宇宙はスパイラルが基本となって作られていて、惑星も恒星も星雲もすべてが自転しながら公転(マワリテメクル)しています。時間も直線的に流れるのではなく、螺旋的に循環しています。このような有機的な循環とつながりの中で我々は生かされているのです。天体のリズムやスパイラルを生活に上手に取り入れたイキイキ生活してみませんか。

第4回

がん指導のABC
近年、増え続けるがんに対して、抗がん剤や放射線、手術による現代医療は限界にきているようです。がんは汚れた血液を一時保管するための浄血装置であり、われわれの体を長生きさせるための生命維持装置だと捉えるのがマクロビオティックの考え方です。戦う医療から戦わない医療にそろそろシフトする時期にきています。腸の汚れと低体温の二つを改善すれば、自然治癒力が高まります。がんの原因となる血液を汚す食べ物とは何か。また血液を浄化する食べ物や生活法、手当て法について学びましょう!

言霊を活かしたカウンセリング
言霊とは日本語の大和言葉に宿るエネルギーであり、人間だけでなく植物や鉱物にまで影響を与えることができます。日本語の特徴とは何か。言霊の一音一音に秘められた意味とは何か。コメやイネ、ミソ、イノチ、イヤシ、イキ、カムといった言葉は何を表しているのか。この言霊を活用すれば、生命力を活性化させ、創造エネルギーを自由に使えるようになります。我々は言葉の使い方次第で現実世界を変えることができるのです。そんな言霊に秘められたパワーを説き明かします。

第5回

暮らしに活かす陰陽五行(土用編)
陰陽五行の3番目の経絡であり、季節の変わり目(土用)の時期を管理している胃・脾臓(すい臓)系について、望診法、食事法、手当て法、生活法の立場から解説しています。立春・立夏・立秋・立冬の前の約18日間が土用です。この時期には生命エネルギーを作り出す発電所・ブレーカーとして働いている胃と脾臓(すい臓)の経絡が弱り、人体が停電状態になりやすいのです。停電状態を作り出す食べ物とは何か。反対に発電力を高める中心軸となる食事とは何か。胃の食薬となる黄色くて甘みのある野菜や穀物とは何か、について陰陽五行にマクロビオティックの考え方を取り入れた独自の五行論を展開しています。

プチ断食の効用と指導法
ため込む、貯える、引き寄せるという従来の方向性から、出す、流す、解き放つ、手離す、ゆずるという新たな価値観に目覚めると、少食や素食、プチ断食の大切さに気づくことでしょう。栄養学もこれからはプラスの栄養学からマイナスの栄養学に大きくシフトしていく必要があります。プチ断食の効用としては、食べ物が腸内で完全燃焼することでクリーンエネルギーとなり、燃費が上昇するだけでなく、馬力が上がります。少ない食事量で最大の活力パワーが出せるような燃費の良い体に変換してくれるのがプチ断食なのです。その効果的なやり方について、月のリズムや発酵食品を用いた具体的な方法を詳しく解説しています。

第6回

生活習慣病指導のABC
医療費の伸び率をみれば、生活習慣病は減るどころか、益々増えていることがわかります。糖尿病、高血圧、脳梗塞、心筋梗塞、ガン、メタボリック、アレルギー、認知症など、生活習慣病には、その原因となる共通の食べ物があるのです。1977年にアメリカの上院が発表したマクガバンレポートやアメリカ屈指の栄養学者コリン・キャンベル博士の報告書「チャイナスタディ」を見れば、その原因が一目瞭然に分かります。日本では全く報道されていない病気の真実について、海外の文献をもとに解説しています。

カタカムナの知恵に学ぶ
カタカムナは超古代の潜象物理学であり、この中から生命エネルギーを高める三つの方法について詳しく解説しています。美しいものには電気が宿るという「美感電圧」の考え方や、電位差を用いたエネルギーの増幅法「対向発生」、さらには泥練りの技法を応用した「ミトロカエシ」。これらの方法を我々は何気なく日々の生活の中で行っているわけですが、その根本原理がわかると、いろんな事に応用することができるようになります。断捨離やトイレ掃除で運気がなぜ上がるのか。生理整頓や身だしなみ、姿勢、しぐさがなぜ大切なのか。噛むことがなぜ大切なのか、といったことがこれらの原理を勉強することで良く理解できるようになるでしょう。

第7回

暮らしに活かす陰陽五行(秋編)
陰陽五行の4番目の経絡で、秋の時期を管理している肺・大腸系について、望診法、食事法、手当て法、生活法の立場から詳しく解説しています。
秋は、冬に向けて体に脂肪を蓄積するための実や種、果物といったカロリーの高い食材ができます。動物性食品も脂がのってくるので、油脂の多い食事の摂りすぎに注意が必要です。脂肪代謝に関わるのが肺と大腸で、これらの臓器を強化するのが大根や玉ねぎ、白ねぎ、生姜といった白くて辛みのある食材や、繊維質の多い玄米、雑穀です。呼吸器疾患や皮膚疾患の原因と対策や激増する肺がん・大腸がんの原因が良くわかります。

マインドセルフコントロール法
生命の特徴はイキイキと揺れ動く心であり、これを「ゆらぎ」といいます。心が固定化されると人間は適応力(生命力)を失います。「絶対~」、「~ねばならない」、「~すべきだ」というような固定観念、決めつけ、思い込み、先入観、常識というものによって脳にロックがかかると心の動脈硬化に陥ってしまいます。反対に「明日は明日の風が吹く」というような心にゆとりのある状態でいると生命力が充電されるのです。時にはボーっとする時間、何もしない静かな時間、遊び心、居眠りといったゆらぎの瞬間が必要なのです。白黒つけない、がんばらない、力を抜くといったゆらぎの生き方にそろそろシフトしませんか。


第8回
手当て法の実践~陰陽の手当て
おばあちゃんの知恵が戦後途絶えてしまい、民間療法は迷信だ、非科学的だといった捉え方をする人が多くなりました。ところが、梅干しや炒り玄米、葛、梅酢、梅肉エキス、大根おろし、生姜といったものを用いると、色んな症状が早く改善するのです。CDの中では、飲む手当て法として、梅醤番茶、黒炒り玄米スープ、梅酢ドリンク、第一大根湯、第二大根湯、梅肉葛、といった民間療法の知恵を解説しています。風邪や感染症、夏バテ、熱中症、筋肉疲労、自己免疫疾患などの手当てに知っておくととても便利です。

色彩心理学とマインドセラピー
色の持つ物理的、生理的、心理的な作用を生活に応用する方法を提案しています。信号機は何故青が進めで、赤が止まれなのか。陰陽五行の青、赤、黄、白、黒とそれに不随するピンクやオレンジ、緑、ベージュといった色の持つ意味とエネルギーについて詳しく解説しています。これを知っておけば、マインドセラピーに応用することができます。癒しの三原色とは何か。盛りつけに使う色の組み合わせとは?食材をどう組み合わせるとよいのか。こういった学校では決して教えてくれない色の用い方について学べます!

第9回

暮らしに活かす陰陽五行(冬編)
陰陽五行の5番目の経絡で、冬の時期を管理している腎・膀胱系について望診法・食事法・手当て法・生活法から詳しく解説しています。体が冷える冬には、寒さに耐えて生育する根菜類が体を温めてくれます。腎が冷えると、水はけや内分泌が悪くなり、ぽっちゃり型の肥満になります。このような時は、塩気を上手に活用し、コトコト時間をかけて煮炊きする料理がおすすめ。太陽のエネルギーを凝縮した天日干しの乾物類や海藻類も腎臓を温め、水はけのよい体にしてくれます。ホルモンバランス(内分泌機能)を通じて婦人科と密接に関わる腎の経絡は女性にとって重要であり、若返りのためにも大切な経絡です。

旧暦と風水の活かし方
新暦(グレゴリオ暦)には月のリズムが記載されていないので、我々は自然界を代表する月と分断されることで、生体リズムが狂い、宇宙からもたらされる様々なエネルギーと共鳴できなくなっています。旧暦のリズムが刻まれたカレンダーを用いて、月を意識した生活を始めると、生理的なバランスが整うだけでなく、生命エネルギーがみなぎることによって、現実化能力や直観力が高まります。旧暦は、モノやお金を追い求める忙しい時間軸から、目に見えないものに価値があることが認識できる、のんびり、ゆっくりとした時間軸に我々を戻してくれます。時間泥棒からの解放をもたらしてくれるのが月を意識した生活なのです。プチ断食も月のリズムで行うと、最小の労力で最大の効果が発揮できます。

第10回

手当て法の実践~外用の手当て
おばあちゃんの知恵に学ぶ第2弾は、外用の手当て法です。生姜湿布、生姜油、里芋パスタ、豆腐パスタ、青菜の湿布などの手当て法のもつ科学的な意味と効能効果について、また具体的な実践法について詳しく解説しています。酸化還元という立場から手当て法を紐解くと、その意味がよくわかるようになります。怪我や病気の時に、すぐに病院に行かなくても、まずは簡単にできる、しかも効果的、副作用の全くない安全・安心・便利な手当て法をぜひ学んでください!災害などで医療機関にかかれないことを想定し、そんな場合に備えて自分でできる応急処置の方法を知っておくことはとても大事です。

五行を使った実践的指導法
陰陽五行のまとめの講座として、相性、相剋の考え方を詳しく解説しています。病気の原因は、相剋を用いると、何がその臓器のトラブルを引き起こしたのかが良くわかります。また、温泉療法、呼吸法、森林セラピー、鍼灸、アロマテラピー、ウォーキング、ホメオパシー療法、音楽療法など、さまざまなセラピーがありますが、陰陽五行で分類すると、どこの経絡に効くのかということがよく理解できます。梅醤番茶がなぜ効くのか、味噌でも何味噌が自分に合うのか、といったいろんな事が見えてくるようになります。五行を使った応用編です。


岡部賢ニ講義録CD