マクロ的歳時記

2019年

1月

24日

インフルエンザ対策

 

 インフルエンザが大流行していますが、マクロビオティックの立場から見た感染症対策について解説します。

 

紫外線に弱い菌

 

 

 インフルエンザや結核などの病原菌に共通する弱点は紫外線(青白い光)に弱いという点です。レストランでは厨房の中の殺菌灯として紫外線ランプが用いられています。病院でも医療器具に紫外線を当てて殺菌していますし、食あたりをおこしやすい牡蠣も紫外線を当てた海水にしばらく浸けて殺菌(紫外線流水殺菌)してから市場に出荷されています。ミネラルウォーターも紫外線殺菌してから流通するものが多いようです。

 

太陽光線の不足が病原菌の増殖をもたらす

 

 

 洗濯ものや布団も太陽の下で干しておいたものは、乾燥機で乾かしたものと違い、心地よい感じがします。それは太陽の紫外線によって殺菌され、エネルギーが充電されるから肌触りがよくなるのかも知れませんね。まな板などの水回りで使う道具類も時々太陽にさらすとカビつかず、長持ちちします。

 

 

 ですから紫外線を含む太陽光線を遮断した環境のもとで動物が飼育されると、病原菌がはびこりやすい状況になっていきます。鳥インフルエンザや豚インフルエンザが発生した鶏舎や豚舎は太陽光を遮断して人工照明のもとで飼育されていたり、日当たりが悪い環境のもとで、戸外で過ごすことなく飼われている家畜から発症したものと思われます。

 

日光浴の不足が免疫力を低下させる

 

 

 人間も同様に、オフィスの人工照明のもとで、ほとんど日の光を浴びずに一日中過ごすような状況では、インフルエンザに感染しやすい体質になるといえます。太陽の光を浴びると皮膚の光合成細胞が働き、ビタミンDが体内で合成されます。ビタミンDはカルシウム代謝をよくして骨を丈夫にするだけでなく、ミネラル全般の代謝をよくし、免疫力を高めてくれます。

 

太陽光では皮膚がんにならない

 

 

 紫外線は皮膚がんや白内障を招くので、太陽光を避けている人が多いようですが、実は、戸外で働く人よりも、人工照明のオフィスで働く人に圧倒的に皮膚がんが多いということが医学的な研究で明らかになってきています。太陽を敵視して紫外線を避けるのではなく、太陽の恵みに感謝を感じながら戸外で最低1時間くらい過ごすようなライフスタイルに変えると、感染症から身を守り、免疫力を上げることができます。

 

光の缶詰である乾物がおすすめ

 

 

 日照時間が少なくなり、体も冷えやすく、空気が乾燥しやすくなる秋から冬にかけてが、風邪やインフルエンザなどの感染症の発症しやすい時期にあたります。この時期に太陽光線の不足を補うために作られた伝統食の知恵である乾物類を多目に摂り入れましょう。天日に干した切干大根や高野豆腐、干椎茸、かんぴょう、海苔などの伝統製法の乾物にはビタミンDなどのビタミンやカルシウムなどのミネラルが多く、冬場に不足しがちな太陽のエネルギーが濃縮した食べ物です。戸外で過ごすことができない人におすすめの免疫力を上げる食べ物です。

 

天然の抗生物質として働く食物

 

 

 さらに、大根を干してからぬか床に浸けこんだぬか漬けのたくあんや、土用干しした梅干し、掛け干ししたお米にもすばらしいエネルギーが宿っています。とくに梅干しは天然の抗生物質といわれており、塩気とクエン酸などの有機酸の総合作用で、強力にウイルスを殺菌してくれます。梅干しが浸けあがるときに上がってくる汁を梅酢といいますが、この梅酢を5,6倍に薄めて飲んだり、うがいをしたり、スプレー容器に入れてマスクやのどや手に時々噴霧をしておくと抜群の抗菌剤として働きます。

 

 

 感染してしまった場合は、梅干しを蒸し焼きにした梅干しの黒焼きや、玄米を長時間焙煎した炒り玄米に15倍の水と少しの塩を入れ、40~50分煮出した黒炒り玄米スープを活用すると、腸内環境を改善し、腸の炎症を抑えることで症状を改善することができます。

 

インフルエンザや風邪の菌の目的は体内浄化

 

 

 インフルエンザなどの菌の目的は浄化です。酸化して汚れきった血液を浄化するために天から遣わされたお掃除屋さんととらえるとよいでしょう。風邪にかかった後は、アレルギーやがんの症状、リュウマチや神経痛の痛みが改善するケースが多いことがわかっています。普段から飽食やグルメで食べ過ぎていて、血液が酸性化している人が感染しやすいのです。

 

小食やプチ断食で免疫力を上げる

 

 

 ですから、簡単にできる感染症対策は、少食や素食、時々のプチ断食で、血液を汚さない対策をとっておくということです。そして、朝方散歩をしたり、ガーデニングや家庭菜園など戸外で過ごす時間を増やすようにすると、インフルエンザの菌による浄化を必要としない丈夫な体に改善できるでしょう。

 

 

 

2019年

1月

21日

1月21日は土用の満月

今日は満月ですね!

スーパーブラッドムーンという特別の満月のようです。1月17日から冬の土用に入り、インフルエンザが激増しています。年末年始の胃腸の疲れが出る時期なので、胃腸を休めてあげるとよいですね!

 

2月3日までの土用期間中はご飯、みそ汁、漬物といった素食で過ごすようにすると体調管理がしやすいです。土用の満月にプチ断食をすれば、胃腸の疲れが取れ、消化吸収力が増します。また、弱った臓器の修復・再生効果も高まります。

 

 

 土用には土気(腐敗力)が強くなるので、腸内腐敗も起こりやすくなります。腐敗の反対は発酵なので、腸内環境の改善には、みそ汁や漬物、塩麹、甘酒といった発酵食品がおすすめです。玄米甘酒を用いたプチ断食をぜひ実践してみてください。1食抜くだけでも体がすっきりするはずです。

今晩は満月の光を浴びながら、甘酒プチ断食で過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

2018年

4月

17日

春の土用の過ごし方

今日から春の土用に入りました。5月4日まで続きます。

春の土用は自律神経系の失調から五月病が発症しやすい時期です。なんとなく落ち着きがなくなり、会社や学校に行きたくなくなったり、今までやってきた事に疑問が生じやすくなったりします。

 

これは、春を管理している臓器である肝臓と胆嚢の経絡の弱りからもたらされる症状です。からだもだるさが取れず、やる気もおきなって、春眠をむさぼりたくなったりします。特に土用になると、甘いものが無性に食べたくなったり、いくら食べても満腹感がわかず、だらだらと食べ続ける傾向になります。

 

こんな時に不調から抜け出す一番の秘訣がプチ断食です。土用の時期は食べ過ぎたものが腸内で腐敗を起こしやすく、その毒素が肝臓に行って解毒されます。肝臓がへとへとに疲れて血液の浄化ができなくなると、汚れた血液が脳に回って怒りっぽくなったり、いらいらしたり、ひどくなると五月病になったりするわけです。

 

土用の時期のプチ断食は、腸内腐敗を抑え、腸内環境をよくするだけでなく、精神安定効果をもたらしてくれます。

この時期に自己否定的になりやすい方でも、少食やプチ断食を心がけることで、きっと自己肯定感が出てくるはずです。甘酒や酵素飲料を使って、ぜひ、チャレンジしてみてください。

 

プチ断食はハードルが高いという方には、少食プランがおすすめです。ごはん、味噌汁、漬物といった365日飽きがこない中心軸となる食事で2~3日過ごされると体調がよくなります。よく噛んでいただくようにすると、さらに効果的です。

 

また、土用の頃は、大地の変動が起こりやすいため、地震に注意してください。4月16日にトラカ列島で群発地震が起きているので、4月いっぱいは注意が必要です。プチ断食をしていると感性が研ぎ澄まされるので、その予兆に気づきやすくなるでしょう。春の土用を元気にお過ごしくださいね!

 

 

2018年

1月

04日

地震と相撲の関係

続きを読む

2018年

1月

03日

スーパームーン

 昨晩は旧暦の11月16日で満月(スーパームーン)でした。年末年始に食べ過ぎていたという方の中には、昨晩、プチ断食をされた方も多かったのではないでしょうか。

 

 私も昨日は晩ご飯を抜いてプチ断食をしたので、今朝は体がスッキリしています。明日から仕事はじめという方も多いかと思いますので、胃腸の不調が出やすい年明けには、ぜひ玄米甘酒を飲みながら一食抜きをして体調を整えてください。

 

 

 「月=ツキ」の言霊は「ツ=集まる」と「キ=エネルギー」なので「ツキ=集まるエネルギー」です。

つまり「引力」のことだと解釈できます。月の光を浴びていると、その引力のパワーによって浄化や修復といった生命エネルギーが活性化されるともとらえることができます!昔の人がお月見や月光浴をしていたのは、月の持つエネルギーを体内に充電するためだったのかも知れませんね!

 

 ただし、月の引力が地球に大きくかかわる満月や新月には大地もまた引っ張られることで地震が起きやすくなります。昨日は東京湾にて震度3の地震が起こりましたが、被害がなくてよかったです。

 

 満月期は肺・大腸系の不調が出やすく、呼吸器疾患が皮膚疾患がひどくなる傾向があります。冬場で腎の冷えも出やすい時期なので、肺・大腸経によい玄米と、腎の食薬となる小豆を組み合わせた玄米小豆粥や玄米小豆ごはんがおすすめです。呼吸器系によいレンコンと腎の食薬となるひじきが合体した「ひじきレンコン」やレンコン、ニンジン、ゴボウのきんぴらなどもこの時期にぴったりです。

 

 葛湯や玄米スープも体を温め、水はけをよくしてくれる食薬となるので、ぜひお試しください。

2016年

1月

03日

明けましておめでとうございます

続きを読む

2015年

9月

27日

中秋の名月


今日は旧暦の8月15日で中秋の名月です。

旧暦の秋は7月、8月、9月ですが、その真ん中の時期にあたるので「中秋」と呼ばれています。

太陽と月の角度が観月に最もよい時期なので、月が明るく輝き、月が昇る高さがちょうどよく、乾燥して澄んだ秋の空気も味方して美しく見えるのです。そこに月に見立てたお団子をお供えして、1年の収穫に感謝の意をささげたてきたのでしょう。

続きを読む

2015年

9月

23日

秋分の日と太陽のエネルギー

続きを読む

2015年

9月

20日

彼岸の入り

続きを読む

2015年

5月

21日

原鶴温泉の花火大会

続きを読む

2015年

1月

25日

寒の内の過ごし方


続きを読む

2014年

8月

08日

海草の効用

降雨量の多い日本では、大地のミネラル成分が雨によって流出してしまうため、土壌中のミネラルが少なくなっています。畑や田んぼには化学肥料として窒素、リン酸、カリといった限られたミネラルしか補給されないため、鉄分やカルシウム、亜鉛などの微量ミネラルが不足した状態となっています。

 

栄養豊富な里山から大雨で土砂が流れてくると、田畑が肥えるのですが、ダムの建設によって、それも今ではかなわなくなっています。

 こんな状況の中で、大地から取れる野菜や穀物に含まれる微量栄養素(ミネラルやビタミン)が年々減る傾向にあります。

 

ところが日本では、昔から大地に不足するミネラル成分を海から回収して活用する知恵がありました。それが海藻です。海藻は海の緑黄色野菜と呼ばれるように、ミネラルやビタミン、抗酸化物質の宝庫です。

続きを読む

2014年

5月

17日

自律神経のトラブルの解消法2

落ち込み 自律神経のトラブル

自律神経のトラブルの続きです。

自律神経を管理しているのは肝臓の経絡で、3月から5月の春の木の芽時に肝臓の機能の低下からさまざまなトラブルが増えてきます。

 

そんな時には酸味のある食材が肝臓の働きを良くし、血液の浄化力を高めて自律神経を安定させてくれます。と前回お伝えし、肝臓を助ける新製品として 天日干しレモンBee・梅ポリス・味噌汁海苔をちょっとだけお知らせしたので続きです。

続きを読む

2014年

5月

15日

自律神経のトラブルの解消法

落ち込み 自律神経のトラブル

自律神経のトラブル

4月から5月は、色とりどりのお花が咲く芽吹きの時期ですが、この木の芽時に調子を崩したり、事故に合ったりといった人が意外に多いです。

 

とくに自律神経の弱い人にとっては、この頃がきつく感じることでしょう。気持ちがゆるんだり、気持ちが落ち着かず、仕事を変わりたくなったりする人や、学校に行きたくなくなるといった五月病が増えるのもちょうどこの時期です。

続きを読む

2014年

1月

30日

明日は旧正月 歳時記の生活

明日は旧正月  歳時記の生活

今日は旧暦の大晦日で、明日が旧正月です。旧暦の新年は新月からスタートします。
一年の計は元旦にあり。明日は今年一年の計画書を提出する好機です。できるだけ夜抜き断食をして、体の禊を行いながら新月の意乗りをしてみましょう。きっと、計画通りに事が進み、素敵な現実を引き寄せることができると思います。

東北のMI塾を主催し、マクロビオティックのカフェを宮城県花巻市でされているソーベースカフェの畠山さゆりさんが昨年の11月に素敵な本を出版されました。
「実践!菜食美人生活 食べる 出す ときどき断食」という本です。

続きを読む

2014年

1月

18日

冬の土用  歳時記の生活

昨日の1月17日から冬の土用に入りました。立春の前日の2月3日まで続きます。この時期は胃腸が弱りやすく、特に冬の土用は冷えによる免疫力の弱りから腎が弱り、風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。
冬の土用の不調は年末年始にご馳走を食べ過ぎによる胃腸の疲れと寒さによる冷えが原因となるので、少食と、体を温める対策をとってください。

続きを読む

2014年

1月

07日

寒さが厳しくなりました

 1月5日は二十四節気の「小寒」でした。小寒とは寒さが最も厳しくなる前とか、寒さが加わる頃という意味で、いわゆる『寒の入り』のことです。
小寒後15日で大寒に入り、大寒後15日で、寒が明ける、つまり小寒から節分までが寒の内です。寒の内とは一年の内最も気候の寒い季節のことで、暦の上の寒の内が実際には気温の最も低い季節です。

続きを読む

2014年

1月

04日

冬の土用の過ごし方

年末から年始にかけてご馳走続きで胃腸が疲れたという人が多いかと思います。12月の忘年会にクリスマス、年明けのお正月から新年会と、会食が続くます。それと同時に食べ物を消化する胃腸の負担も増えるのです。ちょうどそんな時に冬の土用が到来します。

 2月4日の立春の前の約18日間を冬の土用といいます。寒さに弱い腎臓の疲れと胃腸の弱りから慢性病が悪化しやすい時期でもあります。インフルエンザや風邪が流行る時期ですが、婦人科の疾患や内分泌系のトラブルをかかえている人には特につらい頃かもしれません。食べたものが胃腸の中で腐敗しやすいのが土用なので、食べ過ぎにはくれぐれも注意してください。プチ断食を心がけると調子が上がり、感染症の予防にもなります。

続きを読む

2014年

1月

01日

今年はどんな年に?

新暦での新年明けましておめでとうございます。
今年のお正月は新月と重なっていて、「新たなスタート」を切るという意味があるようです。九星気学では、今年は四緑木星の年で、「風」の影響が強くなる年でもあります。
「新しい風」ということは、時代の大きな変化が起こるということと、台風や竜巻といった
突風による被害が出やすい年回りでもあります。

続きを読む