7.長寿の泉 玄米 食の効用ABC

7.長寿の泉 玄米

長寿の泉 玄米

 元気の「気」は、旧漢字では「氣」と書き、「活動の源泉となるもの」を意味します。日本人の元気の本は米なのですが、同じ米でも、水に浸ければ腐ってしまう白米と、芽を出す玄米とでは生命力が全く違います。玄米あ白米と違って栄養価の高い胚芽がついているだけでなく、外皮となる薄い膜で全体が覆われています。外皮は貴重な繊維質であると同時に、栄養素の質を損なうことなく、米の命を守り(抗酸化)、いつまでも新鮮に保つ働きをしています。


 この玄米の外皮である糠(ぬか)に数々の薬効があることがわかってきました。玄米にはビタミンB1が白米の約4倍含まれています。ビタミンB1の本も重要な働きは、糖質(米の胚乳部)の体内燃焼作用です。B1の欠乏は不完全燃焼をおこし乳酸などの酸性物質を生じるため、血液が食毒化して以前は脚気を起こしました。現代では糖尿病やアレルギー、がんなどの生活習慣病の予備軍を作ってしまっています。


 1998年に開催された国際シンポジウムで米糠成分のイノシトールやIP6が肺ガン、大腸ガン、肝ガン、乳ガンなどに有効ということが発表されて 話題を呼びました。また、米糠成分のガンマーオリザノールには自律神経安定作用が、ニコチン酸(ナイアシン)には抗悪性貧血因子が、セルロースやフィチン 酸には腸内細菌の活性と便通を整え、有害物質を排泄する働きが認められています。


 玄米の力強さの源はその生命力(酸化防止力)で す。玄米の表皮が中身のでんぷん質、脂質、その他の変質を防いでくれています。空気の酸化の影響を受けずに炊かれた玄米は、消化されて赤血球に発展してい きます。この赤血球の生命力が強い(質が良い)ため、燃焼の良い体が作られます。ですから少しの玄米で頑強な体が維持できるのです。この赤血球が肺胞に循 環してゆくと、空気中の酸素を引きつける力が強いので、全身の細胞活動が活発になり生命力がみなぎっていきます。


 玄米はヒトに必要な栄養素をほぼ全部含みます。ヒトの命の根源が玄米なのです。