8.生活習慣の予防薬 きのこ 食の効用ABC

8.生活習慣の予防薬 きのこ

生活習慣の予防薬 きのこ

 きのこの仲間には椎茸や松茸、えのき茸、アガリクス茸といった数々の種類がありますが、きのこの効能の中で注目すべきは生活習慣病の予防と改善効果です。
 がんやウィルス性の病気と違って、攻撃すべき対象が明確でない生活習慣病は、薬で治療するより、食生活などで少しずつ改善したり、予防しておくことが大切です。きのこの中には、血糖や血圧を下げたり、血栓を予防する作用を持つものが多いので、食生活に積極的に取り入れましょう。


 きのこの働きを簡単にまとめると、酸化したドロドロ血液弱アルカリ性のサラサラ血液を戻すという働きです。
 血液が酸化すると赤血球同士がくっついて団子状になってしまい、非常に流れにくい状況をつくります。そうすると血圧は上昇し(高血圧)、血栓ができたり(脳梗塞、心筋梗塞)、動脈の新陳代謝が悪くなったり(動脈硬化)します。さらに悪化すると酸化した血液を集めて焼却処理をしようとして炎症(肝炎、腎炎など)がおきたり、さらには汚れた血液を溜めて保管しておこうとして浄血細胞(ポリープ、肉腫、がんなど)が出来てきます。


 血液は肝臓と腎臓が丈夫であれば、絶えず、化学処理とろ過処理により、血液がきれいに保たれます。ところがあまりにも汚れがひどい場合は体の浄化能力を超えてしまい、全身に汚れが広がる代謝異常の状態を引き起こします。その際、きのこが汚れを分化し排泄する働き(酸化還元)をしてくれるpH調整剤として働いてくれます。


 現代の食生活の中でとくに血液を汚すものは油料理です。洗いものをしていて一番嫌なものは油のくっついたお皿ですが、きのこにはこの油を強力に分解するエルゴステリンという成分が豊富に含まれ、これが脂肪代謝を良くし、コレステロールや中性脂肪を強力に分解します。 油がはがれ落ちると血液の流れが良くなり、新陳代謝が正常化していきます。生活習慣病の予防にきのこをぜひご活用下さい。