26.ばつぐんの排毒効果 黒焼き 食の効用ABC

26.ばつぐんの排毒効果 黒焼き

ばつぐんの排毒効果 黒焼き

黒焼きの働き 
 黒焼きは食物が原料の炭と考えると、ウバメガシを焼いた

備長炭やヤシからつくった活性炭の働きと対応させることができます。


炭の排毒効果
 備長炭などの炭にはカルシウムやカリウム、鉄、マンガン

などのアルカリのミネラルバランスがよく含まれ、無数の微細な孔との相乗作用で塩素やトリハロメタンなどの有害物質を解毒することができます。

食物も黒焼きにすることでミネラルが濃縮し、しかも陰性なたんぱく質や脂肪が取り除かれて、極陽性の炭水化物が残り、その微細な孔とともに化学物資などの汚れを吸着し排毒するものと思われます。磁石や電気のプラスマイナスが引き合うように、化学物質はすべて極陰性であるため、極陽性の黒焼きと引き合うのです。


腸内環境の活性化
 炭をすみかとする微生物は、農薬や殺虫剤などの化学物質、水銀やカドミウムなどの有害重金属などを分解する働きをするので、炭は土壌改良や汚水処理に広く利用されています。
 人間の腸も土壌と同じで、微生物が百兆個もすんでいるといわれており、いわば人間の命のもと赤血球をつくる土台なのです。炭は腸内の微生物をそのミネラルで活性化させ、腸内環境を改善する働きが期待できます。とくに梅干しの黒焼きは天然の抗生物質として働くといわれ、悪玉菌だけを殺菌し善玉菌を活性化するので、昔から下痢や腹痛、食中毒の特効薬として使われていました。

 服用する場合は、耳かき1~2杯をくず湯に混ぜて飲みます。風邪の予防には、くずの整腸作用との相乗効果でよくききます。


水毒や冷えを取り除く働き
 炭は湿気を除き、湿度を調節する働きがあるため、昔から米びつやタンス、床 下などに入れて天然の除湿剤や防腐剤として使われていました。体でいうとアレルギー(湿疹)や花粉症は漢方では水毒といわれており、黒焼きはこの水毒を取 り除く効果が期待できます。なかでも、黒焼きの玄米スープはとくにこの効果が強く、アレルギーの症状を緩和してくれます。また、水気は体を冷やし、血液循環を悪くさせ、、痛みを生じさせます。さらに悪化すると硬くなる病気(リウマチ、膠原病、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞、肝硬変、しこりのできるが んなど)を作り出します。水が冷えると氷になるように、すべての物質は冷えると硬くなる性質がありますが、黒煎り玄米スープを飲むと不思議と痛みがとれます。このように、難病という病気に効果があるのも、黒焼きの極陽性(温める)の働きとみることができます。


代謝機能の促進
 木炭を入れた水は、体内への吸収が良くなるといわれています。実際、ポットに炭を入れておくと水がおいしくなるし、また腐りにくくなります。水の分子はい くつかの塊(クラスター)になっていて、木炭を入れることによってその水の分子の塊がもとの水の数分の1まで小さくなるためです。体内では、リンパ液など の体液の水の分子の塊も、小さくなると浸透性がよくなり、新陳代謝機能が高まります。実際、黒煎り玄米スープを飲むと代謝が促進され、利尿作用が活発にな り、体内の汚れを洗い流してくれます。


自律神経を安定させる働き
 炭には安眠効果があるといわれ、炭の枕も売られています。これは木炭から発生するマイナスイオンに気分を穏やかにする鎮静作用があるからです。また、木炭は室内の空気を浄化 し、森林浴効果と同じ働きをするといわれています。最近は自律神経の病気が増えていますが、不眠症や立ちくらみやめまいなどの自律神経失調症やイライラ防止に黒焼きが効果を発揮します。とくに黒豆にはホルモンバランスを整えるイソフラボンという成分が含まれているので、黒豆を黒焼きにすることで、さらにその作用が高ま り、ホルモンバランスが整い自律神経が安定します。


有害電波を防御する働き
 炭には電磁波などの有害電波をカットする働きがあるといわれています。電磁波防護服には炭素繊維が使われています。電磁波や放射線は極陰性の電波で、被爆すると体が冷え、痛みが生じ、毛穴がゆるんで髪の毛が抜け、ケロイドという皮膚が溶ける陰性な症状が出ます。このときに温める、しめる、固めるという陽性な 性質が強い黒焼きをとると、この症状が和らぎます。
 電磁波障害や放射線障害には玄米などの黒焼きが効果的です。なかでも昆布の黒焼きは甲状 腺の肥大や機能低下に薬効があるといわれています。放射線による被爆をした人に甲状腺の病気が多いことがわかっています。昆布の黒焼きは、その極陽性成分が極陰性の波動を調整し、免疫力を高めてくれます。